墓じまい-朝日新聞1

2月18日付の朝日新聞朝刊に少しだけですが掲載されました。

私はこういう場合、僧名ではなくて俗名で出るようになっているようです。

弔いのあり方というものは、時代と共に変化していくものですが、

その時代特有の背景というものを映し出しているもので、

今の時代、人口の減少や少子高齢化が加速している状況では、

亡くなっていく人が増えるばかりではありますが、継承すべきものも、

どんどん失っているような状況なのです。

墓じまい-朝日新聞2

葬儀も簡略化が進み、中身の意義さえ失いかけている現状で、

今私達は亡き人を温かく送るという基本すら淡白で機械的になりつつあります。

墓じまいの問題は、現象として見えているだけの部分であり、

本当はもっと根が深い所に、本当に大切にしなければいけないことが

潜んでいるのです。このままでは皆が無縁仏の道を進んでいってしまう、

彷徨わずに済む方法は、結局は私達が今現在安心して暮らせる方法なのです。