お墓の蓋を開ける

お墓には重たい石が使ってあり、墓じまいをしたら良く分かりますが、一般的なお墓で上物の石だけで2~3トンの重さがあり、蓋だけでも20~30kgの重さがあります。

蓋だけでもこれだけの重さの石を使うという事は、容易に開けられないようにという意味合いがあります。

誰でも出かける時に家には鍵を掛けますが、お墓に鍵はかけません。

遺骨を勝手に持っていく人は居ないとは思いますが、それでもたまに相続の問題でこじれた人が遺骨を勝手に持ち出すということもありますので、蓋の石が重たいのは容易には開けられないようにとの意味があります。

そしてもう一つの理由としては、亡き人の霊が勝手に飛び出して暴れないようにという意味合いがあるために、お墓の蓋の石は開けるべからずという暗黙のルールがあるのです。

しかしながら墓じまいの準備をする時にはお墓の中に誰の遺骨が入っているかを確認しておかないと手続きが出来ませんので、お墓の蓋を開けるようなことは普通、石材店に頼むのですが、あまり変なコネを作りたくなかったら自分で開けるしかありませんが、お墓の蓋を開ける事自体は何の問題もありません。

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