皆さんの住む自宅の近くにお墓を買ったとして、そのお墓を100年間維持できる自信がありますか?
おそらく無理です、お墓というものは現代ではいくらがんばっても100年続くのは無理です、想像してみて下さい、自分の子供、そして孫、曾孫、玄孫ぐらいまでお墓参りしてくれているでしょうか。
100年の間に家系が絶えてしまっているかもしれませんし、縁が薄くなって誰も参ってくれなくなっているかもしれません。
都会では家を引き継ぐという日本古来の習慣が少なくなって、2世代同居、3世代同居という家族形態が少なくなりました。
家が財産として引き継ぐもので無くなると共に、お墓も財産として引き継ぐものでなくなってしまったのです。特にお墓は財産では無くて、負の遺産となりつつあります。
もしどうしてもお墓が必要ならば、合葬墓のある公営霊園が良いでしょう。万一墓じまいすることになっても、お墓の中のお遺骨は合葬墓に移せば良いのです。
今の時代に合葬墓は絶対必要です、何も100年先まで考えなくても後のことは後の人が考えてくれるのではないかという思いが甘いのです、将来に負の遺産を残さないためにも、先の事を考える必要があるのです。