散骨時の花

私達はご先祖様からの命を受け継いでいます。

どのご先祖様も、子孫のものが幸せになるようにとの願いを込めて、一生懸命に生きぬいて、次のものにバトンを渡し続けてきたのですから。

散骨に関する基本姿勢

そのバトンはご先祖様の汗と苦労がしみついたものです。

私達はそのバトンを次のものに渡す使命があるのですが、さまざまな理由により跡取りがいなくて、自分の代で家が絶えてしまう方がたくさんいらっしゃいます。

また、なつかしい故郷をあとにして都会の生活を始め、結婚そして家を持ってしまったので、もう故郷には帰れなくなってしまったという方もいらっしゃいます。

せっかくお墓を買ってもお参りしてくれる人がいなければ、とても寂しいものです。無縁仏になって窮屈な思いをするぐらいなら、もとは大自然にいただいた体です、大自然に還っていきたいと思う方の散骨のお手伝いをいたします。

散骨を推進しているからと言って、決して今までの体制を否定するものではありません。

やむを得ない選択肢として、合理的に散骨が利用できるようになればと思います。

荒れ果てたお墓

グローバルな視点で考える

たとえ一つの家が絶えてしまっても、あなたが最後まで一生懸命に生きてご先祖様に感謝し続ければ、ご先祖様も納得してくださるでしょう。

たとえ一つの家が絶えてしまっても、ご先祖様は祀る人がいなくなったとあなたを恨むことはありません。ご先祖様も元をたどれば一つです。もっと大きな気持ちで人類が絶えないことを願っておられるでしょう。

また経済的な理由で墓を買うことができない方、或いはさまざまな事情によりお骨を家に置いている方、やすらか庵の姿勢に賛同してくださる方のお手伝いをさせて頂きます

前向きに生きる

墓じまいや散骨を選択した人にとって、少なからずご先祖様に悪いことをしたという後ろめたい気持ちがあるものです。

他に選択肢が無かったから、仕方なく選択したではなくて、墓じまいと散骨がご先祖様にとって、最良の方法だったと確信出来るよう努力しております。

ご先祖様にとって、お墓は子孫繁栄を願って建立されたもので、子々孫々にまで伝承していくことが求められているのですが、この世の中、永遠に続くものは何もない、と悟る必要があるのです。

もし、あなたがご先祖様に渡されたバトンの最後の走者になったとしたら、そのバトンを離さずに、最後まで走りぬくことが大切なのです。

ご先祖様にありがとうの感謝の気持ちを持ちながら、明るく前向きに生きていくことこそ、今の時代に一番求められている姿なのです。

感謝の気持ち

墓じまいでお墓を無くした方は特に、お墓が無くなったからスッキリしたということで終わりにしてしまうのではなく、お墓を何とかしないといけないという心の負担は無くなったものの、ご先祖に対する感謝の気持ちまで忘れてしまってはいけません。

また散骨された方についても、亡き人のことをすっかり忘れてしまうのではなくて、何らかの方法で亡き人に対して手を合わせ続けて、感謝の気持ちを持ち続けてください。

亡き人を大切に

亡き人は目の前から居なくなったからこそ亡き人なのですが、すぐ傍に居るということを忘れないようにしましょう。お墓参りもそうです、亡き人に会いに行っているのですから、お墓に居る目に見えない方に会いに行っているのです。

私達は亡き人に守ってもらうことで安心して生きていけるのですから、亡き人を大切にいたしましょう。


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