対話の粉骨

粉骨は遺骨を粉にすることで、散骨する場合には必ず粉骨する必要がありますが、最近の業者は電動の粉砕機を使って短い時間で粉にすることを当たり前のように実践しています。

私も工学部の機械科出身なもので、機械が好きですから、一時期は自分で粉砕機を開発したりもしましたが、どうしても機械で粉骨すると無機質な作業になってしまいますので、罪悪感を感じてしまいます。

やはり私が僧侶であるからなのでしょうか、亡き人をお送りするのに無機質で機械的に行えば亡き人との会話という物が全く存在しなくなるからなのです。

亡くなった人の遺骨ですから、別に会話する必要が無いと言われればそれまでですが、粉骨と言えども葬祭なので、亡き人に対して尊厳を持って接するのはもちろんのこと、供養と言うものが必要になるのです。

供養とは亡き人に安らいでもらうことです。

供養を重視すれば当然、亡き人と対話する手作業の粉骨になるのです。

粉骨をご利用の方にはお焚き上げ供養無料の特典があります。