八柱霊園の合葬墓については、別に専用ページを作ましたので、
ご覧になって頂ければと思います。
ここでまた記事として書くのは、写真をたくさん撮ってきたから
もったいないという理由によるのですが、
私なりにいろいろと気が付いたことがありますので、ご紹介したいと思います。
八柱霊園には、墓じまいということで行ってきたばかりでございます。
都立の霊園で大規模に造成されたものとして、多磨霊園、八柱霊園などがあり、
八柱霊園は創設してから80年ほど経過している由緒ある霊園です。
しかし、この霊園の広いこと、霊園の中を車で移動しないと、歩くのは大変です。
八柱霊園は都立の霊園でありながら、千葉県松戸市にあるという例外的な霊園ですが、
東京ドーム20個分の広さがあり、自然を保護している場所が随所にあり、
普段は車の往来も少ないことから、ジョギングや犬の散歩、野鳥観察に訪れる人が多く、
当初のコンセプトである、西欧式の公園型霊園ということからも、
普段親しみに来るための公園としての機能も果たしています。
お墓が全く見えない所に行きますと、ここが霊園であることをすっかり忘れてしまいます。
この霊園の中には桜や松、欅などの大木があり、特に最近では松枯れの影響で
すっかり松を見なくなってしまいましたので、
松の大木というものは、樹の形が素晴らしいですね。
特に下から見上げると、とてもいいものです。
ここの合葬墓は平成25年完成でまだとても新しく、
10万体の遺骨が収容できるそうですから、まだまだ全然余裕ですが、
多磨霊園の合葬墓が満杯になったことからしても、
合葬墓の需要は今後ますます増えていくものと思われます。
さて、中に誰が眠っているかという問題ですが、
上の写真、多磨霊園では石碑に名前を刻んでいます(確か8千円の有料オプション)が、
八柱霊園にはこの墓誌というものがありません。
不思議に思って探していたら、こんな所にありました。
合葬墓事務所横に、ちょっと今どきのATMみたいなものが…
なんと、最新式のタッチパネルです、実際に操作してみると
こういう形で表示されます。いかにも、と言いますか、
これからの時代にふさわしい墓誌ですね。電気代はかかるかもしれないけれど、
石で作った墓誌は、恐らく永遠にそこに設置し続ければいけないことを考えると、
無駄なものがどんどん増えていくことなく、合理的な考え方だと思います。
しかし、これはあくまでも確認するための材料であって、
礼拝する場合には、礼拝堂正面からお花を手向け、
線香を手向けてから合掌してください。
お参りが済んだらお天気の良い時でしたら、傍の芝生広場のベンチに腰かけて
いろいろと人生について考えてみるのもいいかもしれません。