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共同墓地の管理人とは
集落などにある共同で使用している墓地には役員を決めて管理している所と、全く何もされていない所があります。
管理人の役割
共同墓地の管理人は、墓地の管理を任されている代表者であり、数年の任期で分担して持ち回りで担当していることが通例です。
管理人は、集落を回って管理費を集めたり、墓地の草刈りや清掃などの期日を決めたり、清掃奉仕に出られない人からお金を徴収したりの日常的な仕事から、お墓の改葬の場合には管理者として許可を出すようなこともいたします。
大抵は奉仕です
集落墓地の管理人は報酬が無くて奉仕として行っている事がほとんどですので、なるべく気を遣って下さい。
何かしてもらって当たり前と言う態度をとると不機嫌になったりします。
このように、奉仕的な意味合いの強い仕事をしていますので、墓じまいの時には手間をかけるという意味では、菓子折りでも持って挨拶に行った方が、後々の手続きなどがスムーズにいきます。
管理人に頼むことは
墓地の管理人に頼むことはたくさんありますので、順序良くやっていきましょう。
改葬許可申請書
墓地の管理人には改葬許可申請書に署名捺印してもらうことです。
この場合にはお墓の中に間違いなく故人の遺骨が入っていますということを証明してくれる人です。
墓じまいの下見打ち合わせ
日時を決めて次の人に集まってもらいます
- 墓じまいの依頼主
- 墓じまいの業者
- 管理人
この三者が集まって墓じまいするお墓の範囲の確認と、墓じまいの施工の説明、そしていつ頃工事するかの期間の確認などを行います。
この日にお墓の蓋を開けて遺骨を確認したり、改葬許可申請書に管理人の署名捺印を頂いたりします。
墓じまい当日
最後の墓参りという事で縁故者などを呼んで読経供養、そして石材店立会いの下で墓の蓋を開けて遺骨を取り出して確認します。
この時に管理人さんが来る必要はありませんが、丁寧な管理人さんなら来てくださいますので、挨拶やお礼を忘れずに。
墓じまい途中での問題
墓じまいをしている時に土の中から意外な物が出て来たとか、基礎部分が隣と繋がっていた、などの場合には管理人さんに立会ってもらって、どうするかについて相談します。
カロートを抜いた時、土葬で掘り上げた時
カロートを抜いた時や土葬で遺骨を掘り上げた時には管理人さんに確認してもらいます。
埋め戻して良いかどうかを判断してもらうためです、この確認が無いと先に進めません。
墓じまい終了時
墓じまいが済んで更地に戻った時点で確認してもらいます。
綺麗に片付ければ喜んで下さるはずでございます。
近年では何処でもそうですが、都会に出た人が故郷のお墓の管理に来なくなった、連絡しても居場所が分からないなどでお墓の管理に支障が出ています。
一番困っている人は集落に住む人であり、お墓の中のご先祖様も大変に困っているのです。
まだまだあります墓じまいに関する質疑応答