お墓は心の故郷

故郷というものは自分の生まれた場所や、自分の幼少期に育った場所であったりもします。子供の頃に家族と過ごして友達と遊んだ場所というものの記憶は脳の中に潜在意識として記憶されて一生消えることはありません。

たとえ都会に生まれ育った人であっても、大人になってから訪ねてみますと、都会であるその場所が自分の故郷として懐かしく思われるものです。

そういう場所で幼馴染と会って昔話に花を咲かせると、全ての思い出が楽しい思い出ばかりで、やっぱり故郷っていいものだなと思うのです。

そういう記憶が染みついた場所というものは、子供の頃に参っていたお墓にもあるもので、その故郷を愛して人生を費やした人達が眠っていると思うと、お疲れさまでしたという気持ちが自然と湧いて来て、お墓の役割は大きいものだなと思います。

墓じまいをされた方でも、心の中の故郷やお世話になった方々、故郷や家族のために人生を捧げた亡き人達の御恩を忘れないようにすることが大切です。