故郷とは
生まれ育った場所や街並み、自然を含めた風景を故郷と言います。
心の故郷
故郷というものは自分の生まれた場所や、自分の幼少期に育った場所であったりもします。子供の頃に家族と過ごして友達と遊んだ場所というものの記憶は脳の中に潜在意識として記憶されて一生消えることはありません。
たとえ都会に生まれ育った人であっても、大人になってから生まれ育った場所を訪ねてみますと、都会であるその場所が自分の故郷として懐かしく思われるものです。
そういう場所で幼馴染と会って昔話に花を咲かせると、全ての思い出が楽しい思い出ばかりで、やっぱり故郷っていいものだなと思うのです。
私達は故郷で経験した全てのことが思い出の引き出しの中に仕舞いこまれていて、普段は忘れているのですが、年齢を重ねるごとに過去の経験が懐かしくなり、何時か故郷に帰りたいと思うようになる、その故郷が心の故郷であり、時として生まれ育った場所ではないこともあり、場合によっては過去世の経験かもしれません。
お墓は心の故郷
そういう記憶が染みついた場所というものは、子供の頃に参っていたお墓にもあるもので、その故郷を愛して人生を費やした人達が眠っていると思うと、お疲れさまでしたという気持ちが自然と湧いて来て、お墓の役割は大きいものだなと思います。
墓じまいをされた方でも、心の中の故郷やお世話になった方々、故郷や家族のために人生を捧げた亡き人達の御恩を忘れないようにすることが大切です。