若い時には何とも思わなかったいつもの道も、若い時には誰よりも早く到着したいつもの場所も、歳を取ってしまったら1年毎に遠くなってくる…
今年でもう墓じまいしようと思っていても、ご先祖様に申し訳なくて、生きている限りは墓参りを続けるのが自分の務めだと自分に言い聞かせ、1歩1歩歩くしかない…
息子は居るのだが、遠い所に家を建てて住んでいるので、こんな山奥の墓参りなど頼めない…
とにかく歩く、時間をかけて歩く、この哀れな姿を見れば先祖も助けてくれるだろう…
先祖のことを大切にして、家族のことを思い続けた真面目な人は皆、このような思いで苦しんでいるのです。
お彼岸のお墓参りに行って、体力的に今回でもう限界だと思われた方に私から一言…
今までよくがんばってくださいました、その努力はとても尊いものでございます、ご先祖様も大変に喜んでくださっています、私がご先祖様にお断りを入れて差し上げ、安心できる形にして差し上げますので、どうぞお任せくださいませ。