納骨袋とは
納骨袋とはお墓に納骨する時に使う遺骨を入れるための木綿布で作られた布袋のことで、骨壺から遺骨を移して紐で口元を縛った状態で納骨します。
納骨袋の形状
納骨袋は晒しの布で作られた袋で、口元を紐で縛るようになっています。
粉砕していない焼骨を入れるために十分な大きさがあり、骨壺に被せてひっくり返せば骨壺の中の遺骨が布袋に移し替え出来ます。
最近では樹木葬で納骨する時にも布袋が使われることがあり、粉砕した遺骨を入れますので、焼骨を入れる布袋よりも小さめの布袋が準備されます。
納骨袋の目的
お墓は本来土に還る場所であるべきなのに、現代のお墓は土に還れないような仕組みにされてしまっています。
大切なお遺骨をいつまでも綺麗にお祀りしようと思ったら、綺麗な骨壺に入れて丈夫で豪華なお墓に入れておけば、末永く安置されているはずです。
しかし、綺麗な骨壺や豪華なお墓が永遠に残ったとしても、今生きている人達の後継者が居なくなって墓じまいという事態が続出しているのです。
遺骨は50年で土に還るということが理想です。
50年という歳月はその人のことを覚えている人がいなくなる歳月です。
教科書に載るようなごく一部の有名人を除いて、私達は必ず忘れ去られる運命にあります。
今お墓がある人やこれから納骨する人は、お遺骨を骨壺に入れて納骨するようなことはやめて、粉骨して納骨袋に入れカロートの中に埋葬しましょう。
お墓のカロートの中に骨壺の遺骨を撒いてしまう納骨法があり、複数の遺骨が混ざってしまいますので、気持ち的に分けるという目的のために布袋を使いますが、長い年月が経過すれば腐食して混ざることに変わりはありません。
土に還るという目的を持ちつつも、骨袋を使うのは気持ちの問題であると思います。
納骨袋を買う
骨袋はインターネットの通販でも売っていますので、普通に買うことが出来ますが、粉砕されていない大人の方の遺骨を入れるためのものであり、結構大きめの袋になっています。
遺骨を粉砕せずに納骨するのであれば大きい骨袋でも構いません。
納骨袋を作る
納骨袋は長めの布を二つに畳んで両端を縫えば良く、紐を通すための折り返しがあれば理想ですが、口を絞った状態で何かの紐でぐるぐると巻いてハサミで切るような方法でも構いませんし、場合によっては風呂敷に包んでそのまま納骨すれば風呂敷が一枚あれば済むことになります。
納骨袋で納骨
お墓は国家公認の埋葬が可能な場所です、穴を掘って埋めれば良いのです。カロートの底の土の上に置いたぐらいでは中々土に還りません、思いっきり穴を掘って埋めましょう。
もちろん、せめてカロートの底ぐらいは土になってないといけません。
やすらか庵では粉骨、そして布袋に入れるということもしておりますのでどうぞご利用くださいませ。