墓地の管理人とは
墓地の管理人とは霊園や墓地などの管理業務を行っている人のことで、大きな霊園の場合には管理事務所があり、集落の共同墓地の場合には組合を作って組合員の中から選出され、自宅や公民館が事務所になっています。
管理人の仕事
墓地の管理人の仕事は墓地の移転や転入、申し込み、解約などの事務的な手続きから園内の水道や電気代の支払い、通路や施設の管理清掃、樹木の選定伐採などの多岐に及びます。
公営の霊園の場合には多数の事務員が居て事務手続きや管理業務などを分担し、集落の共同墓地などの場合には墓地を所有している人が持ち回りで役員になり、自宅を事務所として管理費の徴収や管理事務を行っているようです。
管理人不在
墓じまいをしたいのだが、以前は共同墓地の管理人さんがいたのに、今は誰もいないということもあります。
地方の人口の少ない集落などに行きますと、少子高齢化、核家族化、人口減は深刻で、集落のお墓も寂れていて、管理人もいなくなってしまったという事があるのです。
このような場合でも改葬手続きをするのには、墓地管理者の署名、捺印が必要ですので、誰かに頼まなければいけません。
管理人不在での事務手続きのすすめ方
お墓の改葬などの手続きをしようと思ったら、管理人が不在の時であっても墓地管理者の署名捺印が必要です。
署名捺印が必要であるということは、重要な証人であるからであり、墓地に間違いなく遺骨が埋葬されていることを証明してくれる人という意味なのです。
そういう場合には、以前お世話になっていたお寺さんに頼むのが一番良い方法だと思います。
寺院では亡くなった人の情報を過去帳で管理しています。
お寺さん以外の方法としては、本当に人口が少なかったら、誰でもいいから墓地の近所の人に頼むか、以前お世話になった人、町内会長さんなどに頼んでみましょう。
役所にも出向いて墓地の管理人が居ない旨相談してみましょう。
何かしらの前向きの方法を提示してくれるはずです。
万一誰も引き受けてくれなかったら、自分が管理者と言うことで役所に認めてもらうという方法しか無いと思います。
まだまだあります墓じまいに関する質疑応答