夕陽が沈むころ、雲がかかっていますので、
雲で見えなくなるか、それとも沈んで見えなくなるかのギリギリのところです。
今みたいに文明が発達していて夜でも電気が点いて、
都会では夜はまだまだこれからだ、
さあ仕事が終わってこれから一杯飲みに行こうかなどと
ソワソワしている者にとっては、長い夜の始まりなのですが、
電気も無いような時代には、
陽が沈んだ瞬間に一日が終わったようなものですから、
お日様が沈むということは、電気が消えることに等しいのです。
そういう意味では自然の中の海という環境では、
一日の終わりというものが、
ドラマチックな情景として毎日繰り返されているのです。