散骨を生前予約した会社が無くなっていた
故人が10年程前に散骨の生前予約をしてお金も払っていたが、亡き人となってしまったので、その会社に連絡しようとしても所在が分からないという話を相談されたことがあります。
それは詐欺です
最近はこのような詐欺が増えていますので、ご注意ください。
経営が行き詰って倒産したか、最初からだますつもりでお金を集めたかのどちらかだと思いますが、こういうことも実際にありますので、気を付けてください。
運営方針や実際の会社の確認、実績や運営年数などはよく確認しておくことが大切です。
また、故人が散骨を生前予約したが、どこに予約していたのか分からないという問い合わせもあります。
書類が見つからないのですね。少なくとも散骨の生前予約をしたら、身近な人に契約書の保管場所を知らせておく必要があります。
自分の希望で、死後に散骨を頼みたいのであれば、確かな方法で頼んでおく必要があります。
詐欺にあわないために
自分の死後に残された者にお墓の管理や墓じまいなどの心配をさせることなく、散骨すれば何も残さずに済むし、予めお金を払って予約していれば間違いなく実行してくれるだろうと思って準備することは大切な事です。
しかしそういう善良な市民を狙って最初から騙そうとする業者が居るのも事実で、業者にとってみれば生前予約ですからすぐには何もすることはありませんので、お金を集めるだけ集めてから雲隠れすれば集めたお金は丸儲けなのです。
悪徳業者に騙されないようにするためには業者に対してお金を全額払ってはいけません。
身近な人で頼むことが出来る人がいれば頼んでおいても良いでしょうし、成年後見人や弁護士などに託しても良いでしょう。
NPO法人やすらか庵では散骨の生前予約という形での金銭は受け取らないようにしています。
但し遺言書に散骨を依頼の旨を書いたり、代理人を指定したりすることで意思を遂行するようにアドバイスさせて頂いております。
まだまだたくさんの散骨に関する質疑応答があります