ペンダントに入れる分だけ粉骨

今流行の手元供養品で、ペンダントに故人様の少量のお遺灰を入れて身に付ける方が増えていますが、少量の遺骨を粉骨する方法について。

少量の遺骨の粉骨方法

ペンダントに入れるなどの理由でほんの少量の遺灰が必要な時には、道具を使うとしたら乳鉢と乳棒です。

乳鉢と乳棒

乳鉢の中に遺骨を入れて乳棒で磨り潰します。

乳鉢と乳棒を買うのがもったいないと言う方には台の上などでなるべく飛ばないように気を付けながら金づちで叩くと言う方法があります。

硬い袋に入れて叩けば飛び散りませんし、意外と粉になっています。

金づち

家にある物でいいやと言う人にはすり鉢とすりこ木を使うという方法もあります。

すり鉢とすりこ木

道具は使いたくない

道具は使いたくない、面倒だと言う方向けの方法として、遺骨が入っている骨壺から遺骨を骨壺の蓋などにある程度移せば、底の方に粉になった遺骨がありますので、それを使用しましょう。

細かい遺骨は底の方に沈むと言う性質がありますので、必ず最初から粉になった遺灰が入っているはずです。

散骨する予定なら

散骨する予定があるのなら全部の遺骨を粉骨する時に少量をペンダントに入れましょう。

散骨の準備としての粉骨ですが、この時が少量の粉を分ける最大のチャンスです。

業者に頼む場合でも、予め手元供養品に入れるように頼んでおけばやってくれるはずです。

ペンダントに入れる遺骨の部位

ペンダントに入れる遺骨の部位として、一番大切な所を入れたいのなら喉仏を使います、喉仏は仏様が座禅合掌している姿に似ていて、とても重宝される遺骨であり、数ある遺骨の中でも只一つだけ残すとしたらそれは喉仏なのです。

喉仏の詳しい説明は…喉仏に付いて

ペンダントに入れる時のコツ

ペンダントに遺灰を入れるためにはお遺骨はなるべく細かい粒子になるように粉骨しましょう。

湿気のある遺骨を粉骨するとサラサラの粒子ではなくてボソボソとした感じの粒子になって入れにくい事がありますので、よく乾燥した遺骨を使います。

ペンダントの入り口が細い場合には、大抵はお遺灰を入れるためのロートが付属していますので、ロートを利用してなるべく細かい粉状のものを入れてみてください。

ロート

ロートを使って遺灰をペンダントに入れるコツは、少量ずつ入れてロートが空になった時にペンダントにどれ位の遺灰が入ったかを確認しながら入れるようにします。

適当な感じでどんどん入れますと、ペンダントから溢れてしまい、遺灰がネジの溝に入ってしまって閉めにくくなってしまいます。


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