私が粉骨の機械を使わない理由

今の世の中、機械を開発した人と、その機械があるおかげで、快適で便利な生活が出来るようになりました。粉骨するのにもほとんどの業種が粉砕機、ミルサーと呼ばれる機械を使っていて、それが当たり前のようにネット上で画像が氾濫しています。遺骨には必ず金属やセラミック、石、ガラスなどの不純物が混入していて、完全に取り除くのは難しく、ある程度混入したまま粉砕することになりますので、電動粉砕機を使うにしても、遺骨を入れるカップがステンレス製であることが最低条件なので、家庭用のミルなどはカップがガラス製ですので、金属がはいったまま粉砕すれば、大事故になる可能性があります。私が散骨を始めた15年前にもカップがステンレスの粉砕機はありましたが、実験研究用としての用途であり、大容量の遺骨には不向きでした。

しかし最近では粉砕機の販売業者も遺骨を粉骨するために使われていることが分かっているらしく、大容量の粉砕機も販売されています。

機械式の粉骨の問題点

機械式の粉砕機で遺骨を粉砕するとあっという間に遺骨が粉末になってしまいます。

手作業で粉骨することを考えると、楽に短時間で細かい粒子の粉砕が可能です。回転刃方式やギア方式などがありますが、高価で個人向けではありません。

私も凝り性ですから、粉砕機を買ったり、自分で粉砕機を何台も作りましたが、完全に納得のいく機械は困難であると思いました。

完璧な粉骨用の機械は存在しない

それは何故かというと、最も大きな問題点は遺骨に必ず異物が混入していることです。

異物の正体は、釘、ネジ、ホッチキスの針などの棺桶に係る金属や歯の詰め物、義歯、セラミックなどの口腔内治療物や体内に埋め込むインプラント器具、副葬品のネックレス、数珠、衣類の金具やボタンなど、多種多様なものなのです。

斎場では火葬の際に、金属などを入れることは禁止していますので、大きな金属が入っているようなことはありませんが、棺おけに使われている大量の釘やホッチキスは、収骨の際に斎場の職員が忙しくなければ丁寧に磁石で取り除いてくれることもありますが、それでも実際には遺骨に混入しています。

異物は磁石や目視では完全に取り除くことは出来ません。

お遺骨に異物さえ入っていなければ、家にあるジューサーミキサーやミルサーなどを使っても、少量ずつすれば可能ですが、実際には絶対に危険です。

下の写真のような異物が必ず入っていますので、刃が壊れるか、ガラスのケースが割れて吹っ飛びます。

遺骨を粉砕する機械を発明するよりも、遺骨に混入した異物を取り除く機械を発明した方が現実的だと思います。

遺骨の異物

遺骨に混入している実際の異物を集めたものです

異物が及ぼす影響

機械式で粉骨する場合には事前にこれらの異物を磁石や目視で取り除きますが、完全に取り除くのは不可能です。

遺骨の粉が付いているために異物と分からず見落としたり、遺骨に溶けて付着していた異物や遺骨と区別がつかないセラミックなどが機械のトラブルや破損につながるのです。

異物もろとも粉砕してしまう機械もありますが、機械は壊れにくくても、粉砕された異物の混入した遺骨を散骨することは、決して環境に良くないと思います。

遺骨に混入した異物は目視で取り除くしかありませんが、もし入っていても途中で取り除くことが出来るのなら環境に優しい粉骨が可能になります。

完全に掃除するのは困難

次の問題点として、機械式の場合には、前の方の遺骨が残っていたり、付着したまま、次の方の遺骨を粉砕してしまう可能性があることです。機械の中を綺麗にするかどうかは粉骨業者次第で、機械の中までは見せてもらえないのです。

機械式の粉砕で、粉骨が終わった後に機械を分解して隅々まで綺麗に掃除し、付着したり残ったお遺骨まで入れてくれる業者があれば、それはとても良心的なことだと思います。

もちろん手作業で粉骨してもある程度の道具への付着はあるものですが、機械式と比べて掃除がしやすく、私は依頼者の見ている前で刷毛で徹底的に掃除して集めるようにしています。

参加するということ

次に、これは問題点と言えるかどうかは分かりませんが、機械式の粉骨では実際の作業に参加出来ないことです。だまって見ているだけではもったいないような気がします。

粉骨は形あるお遺骨が形を無くす大切な瞬間です。

葬儀の時から思い起こすと、亡くなってはいるけれど、まだお顔を見ることが出来た姿が荼毘に付されることによって遺骨の姿になり、骨壷に納めたものを一旦家に持ち帰ります。

それを粉骨すればサラサラの粉になり、さらに散骨して大自然へと還っていくというように、順を追って姿を変えていくのです。

粉骨は参加することにより、形あるお遺骨がサラサラの砂のようになる瞬間です、やすらか庵では手作業での立会い粉骨を15年前から行っていますが、ご一緒に参加された方は皆、感動されるのです。中には感動が込み上げて涙を流しながら粉骨される方もおられます。

このような素晴らしい粉骨をただ見ているだけでは、とてももったいないと思います。亡き人に語りかかけ、祈りながら行う粉骨は供養であり、奉仕でもあります。亡き人に喜んでもらおうと思ったら、自分の体と心を使い、奉仕することが一番です。

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立会いが出来ない方に関しては、私が責任持って亡き人の葬送の儀、粉骨をいたしますのでご安心ください。

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故人様への感謝の気持ちを込めて、供養のためにも粉骨を経験して頂きたいと思います。手動式の粉骨彩心なら奉仕の作業としての粉骨が体験出来ます。

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