墓じまいの手順、進め方について
墓じまいは今日始めて明日にでも出来るものではありません、
とても長い道のりがかかります。
思い立ってから数か月単位の時間がかかるものなのです。
お墓の使用者が誰であるか
お墓を購入した時の契約者が当初の使用者であり、名義変更などをして、
次の継承者になっているようなこともあります。
或いはお墓の契約者が亡くなって、名義変更していない場合には、
まず最初に名義変更する必要があります。
この名義変更ですが、お墓の解約の時に同時に出来ますので、
身分証明書や住民票など必要なことがありますので、
最初に何が必要なのかを霊園事務所に確認しておきます。
墓じまいは基本的にお墓の使用者しか出来ませんが、
使用者の委任状があれば他の人が行うことも可能です。
但し、使用者本人しか出来ないこともあります。
一般的な墓じまいの手順
墓じまいしようとするお墓が民間の霊園であるか、公営の霊園であるか、寺院の霊園であるかで手順は違ってきますが、一般的な墓じまいの手順です。
- 遺骨の次の受入れ先を内定しておく
- 霊園事務所、あるいは役所で次の受入先の受入証明書が必要な場合には、予めもらっておく
- 霊園事務所に電話して墓じまいの意思を伝え、何が必要なのかを聞く
- 石材店に見積を頼む
- 石材店を決めておく
- 閉眼供養をしてもらう僧侶を手配する
- 閉眼供養の日程を決める
- 閉眼供養の日に僧侶と石材店に来てもらうよう打ち合わせをする
- 閉眼供養の日には次の受入先にお遺骨を持って行く旨連絡する
- 現在のお墓がある管轄の役所で改葬許可申請書の用紙をもらう
- (参考:改葬届がダウンロード出来る市町村 改葬届の書き方)
- 改葬届に必要な項目を書き込み、受入先の印鑑が必要なら受入先に行って押印してもらう
- 霊園事務所に印鑑とお墓の契約書を持って行き、墓地返還・解約の手続きをし、年間使用料などの清算を行う。そして改葬届に署名、捺印してもらう
- 役所に行き改葬届を提出し、改葬許可証をもらう
- 閉眼供養の日時にお墓に出向き、僧侶に閉眼供養をしてもらってから、石材店にお墓のふたを開けてもらい、出骨したら、風呂敷に包んでもらい、霊園事務所には出骨完了の旨を伝え、手続きが完了したことを確認して、その足で改葬許可証を持って次の受入先に向かう
- 次の受入先で受付の手続きを済ませてから、納骨の儀式がある場合には出席し、納骨する
まだまだあります墓じまいに関する質疑応答