不治の病になった
墓じまいをしようと準備を始めたらすぐに体調不良になって、医者からは不治の病を宣告された方がおられましたが、生きていく希望を失った中で、果たしてどうするべきでしょうか。
墓じまいとの関係
体調不良になったことと墓じまいを始めたこととは本来は関係ないことなのですが、それでも病気になったのは墓じまいを始めたことに対するご先祖様の怒りではないかとも思うもので、かと言って墓じまいをするのを止めれば病が治るということではありません。
しかし先祖のお墓がこのままでは、放っておけば確実に無縁になって惨めな姿を晒すのであれば、最後のお片付けと割り切って実行するしかありません。
病気に対する恐怖
不治の病で治らないと言われても、それでも相応な治療費や薬代などがかかるもので、この先お金がいくら要るか分からないという状況の中で、墓じまいに対して大金を使うのはとても不安なものです。
ましてや自分の後片付けや自分亡き後の家族の事を思えば、少しでもお金は残しておいた方が良いのではと思えるものです。
自分が死ぬことが分かったら、綺麗に片付けるなんてどうでもよくなったと投げやりな気持ちになったとしても、それでも本来人として与えられた使命と言うものを全うしないとあの世にも行けないのです。
自分は何処から来て何処に行くのだろうかということを真剣に考えた時に、先祖からの繋がりとこれから自分の行く先が繋がっていることを感じ取ることが出来たら、やはり先祖の墓は放っておく訳にはいかないと思います。
先祖の問題はお金の問題では無くて、自分にも跳ね返ってくる問題なのです。
何をするべきか
いずれにしろ人は必ず死ぬ運命であり、余命宣告はその時期が分かったというだけのことであって、大切な事があるのなら、成すべきことは成すという初志貫徹の心が必要です。
病気と戦いながらの生活となりますので、体調不良で何も出来ない時もあかもしれません。
しかしながら残された時間を使って色んなことをしなければいけませんので、普通の進め方では時間が足りないかもしれません。
墓じまいの決断
このままでは御先祖様に申し訳ないと思ったら即実行ですが、ここは決断だけにしておいて誰かに任せるのが良いでしよう。
任せるしかない
限られた時間の中で何をなすべきかという問題は大切な事で、何よりも家族との時間を大切にしたいものです。
限られた時間で出来ることはたくさんはありませんので、こういった事は決断だけにしておいて、後はお任せするという事で安心感を得られるのです。
肩の荷を下ろすという事が大切な事であり、頼んだという事は役目を果たしたということと同じことなのです。
困った時のNPO
こういう時にはNPO法人やすらか庵にご相談下さいませ、困った方や苦しんでいる方の悩み苦しみを取り除く事が使命であり、大切な仕事ですので、そういったことを自覚して人生を捧げています。
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終活というものは、自分の身の回りのお片付けですが、お墓の問題は自分だけの問題では無くて、多くの人を巻き込むものであるが故に、優先順位が高いものでございます。
万一自分があの世の世界に行く時に、先に行った方々に歓迎してもらえるかどうか、真剣に考える必要があります。
先ほどの方は墓じまいをして肩の荷が降りたら、なぜかしら不思議と体調が良くなって、今でも元気でおられますが、こういうことも実際にあるのです。
まだまだあります墓じまいに関する質疑応答