私は僧侶でありますが、墓じまいの現場の工事もしますし、
海の散骨では船の船長もいたします。
この仕事を始めてから16年になりますが、
当初から困った方の救済と無縁仏にならないための救済の活動は
変わらずに続けています。
最近は特に自分自身の最後について真剣に考える方が多く、
いろんな意味でサポートさせていただいております。
近年は社会全体の高齢化が進み、製造業が衰退し、
受け継がれた技術が失われ、生き残る産業としては
福祉介護や葬祭業しかないと、素人集団まで含めた大量の就職難民が
押しかけて開業し、葬送の意義や伝統を無視した
サービス業になりかけていることに危惧を抱いております。
葬祭は亡き人を送ると共に、自分自身の生き方をも考える場であり、
亡き人を送ることは、亡き人を迷わないようにすることと、
自分自身が迷わないようにすることでもあるのです。
分からないことは何でも聞いてくださいませ。
私にとって迷いのある方から迷いを取り去るのが仕事でございます。