屋外にあるお墓はお天気の良い日にお参りすると、周りの自然を感じられてとても気持ちよいものです。お墓を掃除したり、お花やお線香をお供えしたりしてご先祖様に手を合わせると、とても清清しい気持ちになります。普段私達がお墓参りをする時には、お墓の外観しか見ることはありません。お墓参りをする度にお遺骨を出す人はいませんし、今日はお天気がいいからお遺骨を干してあげようなんて考える人もいませんが、墓じまいをしていますと気が付くことですが、実際のお墓の石室の中は暗くて湿気が多く、ジメジメとしているものなのです。湿気があるからといって、お遺骨が腐るようなことはありませんが、納骨してから1年も経つと骨壷の中には結構な量の水が入っていることがあります。これは石室の中の湿度や温度の変化で骨壷の中に結露した水がたまっていったものなのです。骨壷の蓋をしっかりと密閉した方が湿気にくいです。また、時々ですが骨壷の底に水抜きの穴が空いているものがありますが、この場合確かに水がたまることはありませんが、搬送中にお遺骨の粉が穴から出てくる欠点があります。