散骨について

わが国の人口は2008年の1億2千8百万人をピークに減少傾向になりました。

この減少傾向は今後ますます加速しいくことが統計上明らかになっています。

人口の減少

人口の減少は少子高齢化の結果として表れる現象で、生まれてくる子供が少なく、

お年寄りの多い社会は当然、跡取りがいなくて家が絶え、お墓も無縁仏になって

しまうことが続出していきます。

葬送のあり方も従来のお墓に入って当たり前という考え方では対応できず、

散骨や新しいタイプの永代供養が必要になってくると思います。

散骨の利用者の増加に伴い、法的な解釈について多くの議論がなされたことや

問い合わせが急増したことで、法務省は

「節度をもって葬送の一つとして行われる限りは問題はない」

という見解を出しています。

散骨に関する法律

法務省の見解は法律的に散骨が合法であることを表すもので、

散骨が広く普及するきっかけとなっています。

いくら良いことでも非合法では普及しないものです。

散骨は故人様の遺骨を自然に還すもの、という観点から、

遺骨を2ミリ以下の粉末にし、埋葬ではなく散布することが必要です。

散骨する場所は大きく分けて海、山、空に分かれます。

海の散骨

海の散骨

散骨の中で一番トラブル無く行えるのは海の散骨です。

船をチャーターして散骨している業者はたくさんあります。

海は誰もが自由に立ち入り出来る場所なので、ルールと

マナーさえ守っていれば、基本的にどこの海でも可能です。

しかしわが国では散骨に関するルールが決まっていないので、

欧米のルールに倣って実施しているのが実情ですが、

岸から10キロ以上離れていて、船の航路や

漁業施設を避けて行えば問題ありません。

山の散骨

山の散骨

山は土地の所有者が必ずいますので、注意が必要です。

国有林は誰でも入山することは出来ますが、散骨の申請をしても認められません。

開発や木の伐採は禁止されていますが

散骨に関しては直接的な被害が無いので黙認ということだと思います。

自分の持ち山で散骨することは全く問題ありません。

親しい人の持ち山に散骨をお願いする場合には、

その場所が他の用途に使えなくなってしまうので、

それなりの謝礼が必要だと思いますが、

誰しも自分の土地に遺骨を撒かれるいうことに快い思いはしないことでしょう。

先方から申し出てくれるのなら良いでしょう。

明らかに他人の山に勝手に入って散骨することは犯罪行為です。

犯罪行為になるかもしれないという後ろめたい気持ちで散骨することは

最初からやめておきましょう。

空の散骨

空の散骨

ヘリやセスナ機をチャーターして空の上から海上に散骨することが

可能ですが、チャーター料は船のチャーターに比べて高くなります。

しかし、船酔いしやすい人には快適かもしれません。

ロケットに遺骨の一部を乗せて打ち上げる宇宙葬は大変高価です。

宇宙の果てに行くのではなく、また戻ってきて燃え尽きるので、

星になったとも言えますが、ロケットに載せられる遺骨はごく少量です。

バルーン葬はバルーンに遺骨を詰めて成層圏まで運び、爆発させるもので、

ロケットのように燃え尽きることはありません。

遺骨は必ず落下してきますので、それが海上でしたら全く問題ありませんが、

どこに落ちるか分かりませんので、直接に被ることは無いでしょうが、

遺骨が空から降ってくるということにあまり快く思わない人がいるのも事実です。

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