これはお墓に必要ないでしょ!

名刺受

墓じまいをしていていると、いろんなことに気が付きます。

この「名刺受」、お墓の入り口の門のような所にあり、

一昔前にずいぶんと流行ったようです。

会社関係などの方がお墓参りした時に、お参りしましたよ、

という証に名刺を入れるのが目的のようで、

このようなタイプのお墓も数多く墓じまいしてきましたが、

これまでに、名刺が入っていたのを見たことがありません。

入っているものは、木の葉やゴミぐらいのものです。

そして大体において、裏側のプラスチックの取り出し口が

壊れたまま放置されています。

会社や企業に勤めている方でしたら、名刺交換は世の常で、

社交儀礼とはいえ、ある程度役に立つものですし、

誰かのお宅に訪問した時に不在であれば、名刺を置いてきたりします。

この発想をあの世にまで持って行こうというのが、お墓の名刺受で、

お墓参りに行くのは、目に見えない故人に会いに行くためであり、

目に見えない故人に会えれば目的達成、

何も名刺まで置いていく必要はないでしょ、と思うのであります。

これこそ役に立たない無用の長物、お墓を作る側としては、

他のお墓と差別化し、様々なオプションを付けて値段を吊り上げるという

常套手段なのですが、考えた人は良いと思っていても、

実際に役に立つ設備として使われなければ、何の意味もないのです。

何かしら根本的な考えが間違っている気がして仕方ない名刺受の話でした。

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